昨年、オンラインでのセミナーに参加された方が、その後、個別で相談にのってほしいと我が家に来ました。
そして入院している母親(90歳代)に遺言書を書いてもらいたいとのことで、自筆証書遺言の書き方等アドバイスをしました。
昨年末にお母様が亡くなられたとの報告をいただいていましたが、今年、私のアドバイス通り、お母様が作成した自筆証書遺言をもって裁判所で検認手続きを受けました。
法務局への保管は、本人が行かないと無理なので、息子さんが預かり、裁判所の検認手続きを受ける方法を勧めました。
そして2月に裁判所で検認手続きを受けたそうですが、わずか10分ほどで終了したとのことです。
そして遺言書の中でお世話になった看護士さんへの遺贈があったので、裁判所から連絡してくれることになったとのことでした。
メールで何度かアドバイスさせていただきましたが、本人も思いのほか簡単にできたので、驚いていたようです。
多くの方は、遺言書作成や保管のこと、そして裁判所の検認手続きは大変なことと誤解していますが、本人で簡単にできます。
今回もお金が全く掛かっていないので、とても喜ばれました。
この後の銀行の手続き・移転登記等も息子さんが遺言執行者となっているので、スムーズにいくと思います。
よほど複雑な家庭でない限り、遺言書は自分で作成し、遺言執行者も身内にして、ご自身で手続きをされたらいいと思います。
プロの方たちは、自筆証書遺言は無効になるリスクがあるとか、検認手続きは大変だとか脅しますが、それは自分たちの仕事がなくなるからです。
これからも自筆証書遺言の普及活動をしていきたいと思います。
次のセミナー予定は現時点では、4月3日に大阪狭山市のコミュニティセンター主催のセミナーがあります。
もうすぐ公報等にのると思いますので、良ければお越しください。前回キャンセル待ちになりましたので、早めに申し込んでください。